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リンカーン大統領が152年前に演説、「人民の、人民による人民のための政治」 [今日は何の日]

1863年11月19日、アメリカ南北戦争のさなか、リンカーン大統領が、「人民の、人民による人民のための政治」で有名な「ゲティスバーグ演説」を行った日です。


米国史上最も重要な演説の1つと見なされているエイブラハム・リンカーンの「ゲティスバーグ演説」は、アメリカ合衆国が拠って立つ自由と平等の原則 を表現することに成功している。そして米国の生存のために戦い、命を落とした人々の栄誉を誇らかに称えている。リンカーンは演説の中で、米国のための「自 由の新たな誕生」に言及した。演説は1863年11月19日、ゲティスバーグ国立戦没者墓地の開所式で行われた。全体でわずか2分ほどの演説だった。

ゲティスバーグの戦いは、1863年7月1日から3日にかけて、メリーランド州ボルチモアの北西約50マイル(約80km)、ペンシルベニア州の田 舎町ゲティスバーグで起きた。南部連合軍は、ロバート・リー将軍の北バージニア軍を先頭に、合衆国の領土を侵略した。戦場をバージニアの外に出し、合衆国 軍を劣勢に追い込むのが狙いだった。リー将軍の兵士は、ジョージ・ミード将軍率いる合衆国ポトマック軍と戦った。戦いが7月3日に終結した時、双方は4万 5000人以上の死傷者を出しており、この戦闘を今日に至るまで最も悲惨なものの1つにした。南部連合軍は1863年7月4日、バージニアに撤退した。多 くの学者は、ゲティスバーグの戦いが南北戦争の転換点となったと見ている。(アメリカンセンターJAPANより引用)

リンカーン.jpg(出典:アメリカンセンターJAPAN)
ゲティスバーグ演説 87年前、われわれの父祖たちは、自由の精神にはぐくまれ、人はみな平等に創られているという信条にささげられた新しい国家を、この大陸に誕生させた。 今われわれは、一大内戦のさなかにあり、戦うことにより、自由の精神をはぐくみ、自由の心情にささげられたこの国家が、或いは、このようなあらゆる 国家が、長く存続することは可能なのかどうかを試しているわけである。われわれはそのような戦争に一大激戦の地で、相会している。われわれはこの国家が生 き永らえるようにと、ここで生命を捧げた人々の最後の安息の場所として、この戦場の一部をささげるためにやって来た。われわれがそうすることは、まことに 適切であり好ましいことである。 しかし、さらに大きな意味で、われわれは、この土地をささげることはできない。清めささげることもできない。聖別することもできない。足すことも引 くこともできない、われわれの貧弱な力をはるかに超越し、生き残った者、戦死した者とを問わず、ここで闘った勇敢な人々がすでに、この土地を清めささげて いるからである。世界は、われわれがここで述べることに、さして注意を払わず、長く記憶にとどめることもないだろう。しかし、彼らがここで成した事を決し て忘れ去ることはできない。ここで戦った人々が気高くもここまで勇敢に推し進めてきた未完の事業にここでささげるべきは、むしろ生きているわれわれなのである。われわれの目の前に残された偉大な事業にここで身をささげるべきは、むしろわれわれ自身なのである。―それは、名誉ある戦死者たちが、最後の全力を 尽くして身命をささげた偉大な大義に対して、彼らの後を受け継いで、われわれが一層の献身を決意することであり、これらの戦死者の死を決して無駄にしない ために、この国に神の下で自由の新しい誕生を迎えさせるために、そして、人民の人民による人民のための政治を地上から決して絶滅させないために、われわれ がここで固く決意することである。(アメリカンセンターJAPANより引用)


誰もが耳にしたことのあるフレーズ「人民の、人民による人民のための政治」

現代の日本の政治家に改めて聴かせてあげたい言葉ですね。

政治家の、政治家による政治家のための政治・・・になっていませんか? ってね。

ちなみに、第二次世界大戦後の日本占領の指揮を執ったダグラス・マッカーサーは、

1946年にGHQによる憲法草案前文に、このゲティスバーグ演説の有名な一節を織り込んだそうだ。
Government is a sacred trust of the people, the authority for which is derived from the people, the powers of which are exercised by the representatives of the people, and the benefits of which are enjoyed by the people.— GHQによる憲法草案前文。


そして、この一文がそのまま和訳され、日本国憲法の前文の一部となった。
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。— 日本国憲法前文(一部)


まさに、国民の、国民による国民のための国政!

外遊でお忙しい安倍さんにも、152年前のリンカーンの言葉をプレゼントしたい!!

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